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2015年1月 3日 (土)

あれから1年たちました。

 今日で、歌手で司会者の やしきたかじん氏が亡くなられて1年となります。

 年末の紅白歌合戦では天童よしみさんが「やっぱすきやねん」を目に涙をいっぱい溜めながらも見事に歌いきってくれてて、歌の上手さとともにその様子に貰い泣きしつつ、コッソリ後ろに映ってもええんやで、たかじん・・・と思ったり。

 関西ローカル局では追悼特別番組があり、出演者が思い出話をしたり、お宝映像も放送されていました。冠番組で癌の治療の為に長らく休んでいていなかった時はそうは思わなかったのに、いざ亡くなって、もう過去映像でしか登場することが無いと思うと寂しいもんですね。

だけど、もう1年が過ぎたんだから番組から「たかじん」の冠は外して欲しい。遺言がどうであれ、生前の故人のキャラにあわないし、ファンでもそうでない人達でも変だと思っている人は多いから。

 それにしても、たかじん氏のキャラだから波乱万丈人生なのは分かるけど、ファンとしては「これはアカンやろ、たかじん。」っという最期やったなと寂しいし、その後の展開を見ると、「なんでやねん、たかじん。」と悔しささえ覚えます。

 某ベストセラー作家とS夫人による「殉愛」(創作入りのノンフィクション本w)の出版からTBS「金スマ」から始まる、故人ネタで荒稼ぎの魂胆がまる見えのやり方にウンザリしているんですよ。美談もボロが出てるし。色々怪しげな話も聞こえてくる。スラップ訴訟の話も出ている。人は銭の話となるとここまでえげつなくなれるんやとも思う。

いちファンとしては、明らかにされるべきものが明らかにされて、たかじん氏と、たかじん氏と親しかった人や大事にしてた人やファンが心穏やかに故人を偲ぶことができるようになることです。

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メモリアルなんたらといって色々発売されると思うけど、例の騒動がハッキリ決着しないうちは買う気にもなれない。まあ、だいたい持ってるしw

2015年1月 1日 (木)

(`・ω・´)/[ ● ] 2015年、始まりました!

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新しい年が皆様にとって佳き年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。
 

     平成27年元旦


 昨年度中は殆ど更新していませんでしたが、観劇したり美術館などに行ったりゴソゴソ動いてはいました。(笑) 拙ブログにお立ち寄りくださった皆様、放置状態ですみませんでした、そして、ありがとうございます。

これまで通り期待されるような大したことは書きませんが、気が向いたら何か書こうと思っています。

2014年9月 9日 (火)

Lost Memory Theatre にいってきました。

9月6日と7日、「Lost Memory Theatre」を兵庫県立芸術文化センターで観てきました。http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html

観た、というより迷い込んだ体感して来たって感じかな。

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『Lost Memory Theatre 』
そこは記憶の流入する劇場。
失われた記憶が流入し、劇場は様々な記憶で満たされ、
やがて劇場自体がその記憶を帯電する。

主催・企画制作 KAAT神奈川芸術劇場 http://www.kaat.jp/d/l_m_t#.U1cmTrmKBMs

原案・音楽:三宅純
構成・演出:白井晃

テキスト:谷賢一
振付:森山開次

出演:山本耕史、美波、森山開次、白井晃、江波杏子

演奏:三宅純 (Piano, Fender Rhodes, Flugelhorn)
宮本大路 (Reeds, Flutes, Drums)
伊丹雅博/今堀恒雄(Guitar, Mandolin, Oud)
渡辺等(Bass, Mandolin)
ヤヒロトモヒロ(Percussion)
noattach strings by Tomoko Akaboshi (弦楽四重奏)

歌手:Lisa Papineau 、勝沼恭子

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不思議な作品。万華鏡をくるくる回しながら中の美しく官能的で残酷な世界を覗きながら、傍観者のはずの自分も中でビーズやガラス片と一緒に回ってる・回らされてる感覚を覚えました。

多分、(失くした)記憶がテーマの作品なので、発信する制作・演者側の影響を受けた事柄と記憶と受け手の観客のそれとが必ずしも一致してなくて、それぞれに記憶と思考の空間を彷徨う度合いが特に高い作品のように思います。

音楽と舞台設定もなんだか懐かしいような新しいような・・・西洋でもあり東洋でもある。古今東西を渦巻状に劇場に持って来たって感じかもしれません。

その不思議な空間を作るのは中心となってる音楽ではあるのだけど、4人のバレエダンサーが近未来ロボットみたい(かくかくっと誤作動する)だったり、天使か妖精のように舞ってると思えば、スーフィーダンスのようにくるくる回転してて、さっき書いたように古今東西を表現してる。

"青年"を弄ぶように鏡で迷宮へ引き込む場面は幻想的であり怖い。何枚もの鏡に映って何人にも増殖した青年、本人はどれ?実体はあるの?鏡の世界の奥にはなにが・・・?

このバレエダンサーが光の部分とやや無機質さを担当とすれば、森山開次さんの演じる"男"は強い影の部分や渦巻くような感情・執着・渇望・葛藤を・・・。とにかく凄かった・・・。バンドの壁の上で踊る強烈なシルエット。羽を両手に持った苦悩する天使。(重力の方向は今どっち?とか思ったぐらい。)
暗闇の中で灯を持つ"青年"に纏わりつき格闘する場面が良い意味で悪魔だった。

登場人物がみんな何となく、年齢国籍不明を超えて人間ぽく無い不確かさを感じたりしたので、人類滅亡後に取り残されたアンドロイドが存在を確かなものにしたくて散逸した誰かの記憶を集めて彷徨ってる・・・設定だったのかな。全部じゃなくても部分的には。

私はラスト2公演の兵庫の分しか見られなかったのだけど、最初の方では字幕で「放射能」云々と何か出ていたらしいですね。

うーん、座っていた位置と視力の関係で放射能云々の字幕を見てなくて良かった。もしかしたら、カットされて出して無かったかもしれないけど。この時期に一寸な・・・と思うので。設定が固定するみたいなのものだし。会話が傍受されてる・・・って台詞もあったしね。折角楽しみに来てるのに、そっち系の匂いがすると面白くないじゃない?(個人の感想と思い込みですw)

この辺りの説明は省いてもいいかと。冒頭のダンサーや山本耕史さん登場時にロボットみたいなゴーグルを装着してるし。観客に人間?アンドロイド?残留思念?近未来?時空ポケットに落ちた?とおまかせで。

作品が進むにつれ、観客である自分の記憶の引き出しや扉がゴトゴト動いて色々出て来て広がっていく。それは果たして自分の記憶なのか?誰かから盗んだ記憶や刷り込まれた記憶、作った記憶じゃないって確証あるの・・・?って不思議な気持ちになりながら、舞台上の人物のやり取りを傍観しつつ、それは私の記憶の一部かも・・・と思ったり。

Lisa Papineau さんと勝沼恭子さんの歌声とナレーションが、エキゾチックで素敵。お二人とも裸足だったみたいだけど。何か意味があるのかな。三宅さんはじめバンドの皆さんも言うまでもなく素晴らしい演奏で、舞台後方から前に全体がスーッと出て来る時は、心の中で「うおおおお!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」となりましたよ。三宅さんのソロがまた渋くてカッコよくて!

この舞台を構成している音楽のアルバム3作品はしっかり購入しているので、再生リストを作って薄れゆく記憶と戦いながら聞こうかなと思います。

江波杏子さんの存在感が凄かったです。TVではよくお見かけするのですが、実物(失礼!)は初めてなので激しく期待してたんですよ。(やっぱり素敵・・・。(*´ω`)思ったより小柄でいらした。)美波さん演じるミリアムという少女と何度も入れ替わるところとか老女優が今も私は綺麗?と問うところとか流石でした。昔の自分を映画で見て涙するところ・・・もちろん美しいのだけれど、時間の流れの残酷さと哀しさは年齢のいった人は共感・共有できる記憶かも。シャンソンの「老女優は去り行く」を思い出しました。

私、綺麗?と老女優が問うところ、視線の先には"青年"がいて、そっと頷いているような・・・。兵庫の劇場では下手側の観客通路に椅子を置いて腰かけてるんですよね。近くのお客さん驚いただろうなあ。(笑)山本さん、白井さん、何度か客席通路を通って登場するけど、気配のON―OFFの切り替えが流石、忍者かと思うぐらいw (しばらくして休憩時間になるんですが、丸い会議室にあるような椅子を手に持って舞台側におりて来てました。多分、そーーーっと持ってきて座ったと思われる瞬間を見たかったw 白井さんと椅子を置かないとね・・・とか話をしてたようです。)

そして、強烈に印象に残ったのが、白井さんが演じる"男"が、チュチュを着て拡声器で♪夢はかなう~と花の様な笑顔で登場して舞いつつ歌う場面。もちろん、見た目の面白さとインパクトはあるのだけれど、ダンス一家の味噌っかす設定である男が見放されつつも頑張るけれど挫折する姿とのギャップが哀しいんですよ。そして、笑ってる人達の殆どがこの"男"と重なるのでは・・・?と思うとかなりきつい。

個人的妄想では、拡声器は"デモで使うもの"というイメージが最近あるので(笑)キィーーーンとハウったり割れたりしないで独特のなつかしさを呼び起こすような音に感心しながらも、いつまでもお花畑の革命ゴッコにかぶれてるんじゃねーよ、迷惑なんだよと、ある一部の方達を思い起こして怒りつつ、転んで「骨が折れた」で呆れつつも哀しくなったのですよ。(笑)何か色々毒され過ぎな気もするけど、一瞬そう思ったんだから仕方がないw 今度観る時は違うことを思い出すように期待したいですw

山本耕史さんの"青年"は、3曲歌ってました。ポルトガル語2曲・フランス語1曲(「EXIBIDA」「Outros Escuros」「Le mec dans un train」)で凄く新鮮でした。

"他人の記憶に感染する青年"・・・。何かすぐに影響されやすい軽い人じゃなくて、まっさらで透明な存在。言葉を発している時、歌っている時、踊っている時以上に、ただじっと舞台で誰かの記憶を見ている、そこに溶け込んでいるけど確かに存在していることを感じさせ透明な美しさが印象に残って不思議。(手品もやってたw)

全然まとまらないけど、そんな不思議で美しく色んな矛盾も渦巻ぐるぐるの世界の作品でした。

休憩時間に白井さんと山本さんがロビーに出たりする、劇場の全体がステージとして演出されていました。私もトイレに行く途中で移動される姿を見ました~。(*´▽`*) 

7日は大楽でチケット完売・満員のお客さんによるスタンディングオベーション。惜しみない鳴りやまない拍手に何度もステージに出て役者さんもミュージシャンもダンサーの皆さんも挨拶されてました。何度目かのカテコではスタッフさんも登場。そして、客席奥の音響さんも讃えられてました。スピーチをあえてしないで、舞台の上と下で笑顔と笑顔で通じ合う、とても素敵な時間でした。皆さんお疲れ様でした。またどこかでお会いしたいですね。

【φ(..)メモメモ】
シェイクスピアのテンペストより      
We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep.
— 第4幕第1場
我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる

2014年6月30日 (月)

夏越しの祓えに行ってきました。

6月30日・・・今年も半分過ぎようとしていますね。

地元神戸の湊川神社 http://www.minatogawajinja.or.jp/ で夏越しの祓えの茅の輪くぐりをしてきました。

★大祓・・・大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事である。犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)という。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A5%93

 「本来は罪や穢れ・災厄をカヤに移すことで無病息災を得る風習であり、カヤを持ち帰ることは他人の災厄を自宅に持ち帰ることになるので(茅の輪のカヤを抜いて持ち帰るのは)避けるべきである」

こう説明にあるように、上半期の罪・穢れ・災厄を茅に移してリフレッシュして下半期も頑張ろー!ということですね。(笑)

湊川神社は、楠木正成(大楠公)がお祭りされている神社です。楠公さんと呼ばれて親しまれています。境内は大きく育って青々した楠が清々しい。そこそこ人手はあるけれど、神社独特の静けさや引き締まるような空気が心地よいです。

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手水舎で両手と口を清め、いざ!茅の輪をくぐるぞ!(何故か気合い一杯w)

事前にネットで輪の潜り順は調べておいたけれど、輪の横にある看板で再度お作法を確認ししました。(よし!)

「祓い給え 清め給え 守り給え 幸ひ給え」と心の中で唱えつつ、左回り右回り左回りとくぐって本殿で参拝。

日頃イライラしがちだけれど、頭の中がスッキリする瞬間です。


湊川神社の御朱印。 

お馴染みの菊水の印ですね。

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2014年3月26日 (水)

神戸らんぷミュージアムに行ってきました

昨日、3月25日は「電気記念日」なんだそうです。

 明治11年(1878年)3月25日、グローブ電池と弧光灯によって、日本で初めて電気の明かりが灯されました。これを記念し、昭和2年(1927年)に日本電気協会が3月25日を「電気記念日」と制定しました。

 ◆ 電気記念日の由来
     http://www.denki.or.jp/about/origin.html

電気記念日にあわせて、関西電力が運営していたけれども経営効率化の一環として2013年4月より休館となっていた「神戸らんぷミュージアム」が臨時開館すると言うことなので見学に行ってきました。

 ◆ 神戸らんぷミュージアム
     http://www.kepco.co.jp/corporate/info/community/kobe/lamp/index.html

行灯やランプなど灯火器の貴重なコレクションを通じて、その変遷を時代とともに展覧できる、見た目も楽しく学習できるミュージアムです。

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クリアファイル・絵葉書・マッチのラベルのシールなど素敵な記念品をいただきました。(*´▽`*)

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コレクションの美しいランプのカラー写真がいっぱいの図録。

灯火器の歴史も書いてあって読んでも楽しい。

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日本の篝火や松明の時代から、ロウソク・灯油(植物油・魚油・鉱物油)を使い行灯が発達し、ランプが入って来て、ランプも灯油から電気へと変わっていく様子は、先人たちの創意工夫や実用・機能重視ではあるけれど、遊び心や美しさもプラスされていて、それが西洋の物とは少し違っているところが興味深いです。

展示しているもので江戸時代に使われていた「枕行灯」なる箱型の携帯枕が個人的にツボにはまりました。枕となる木箱に小雪洞・ロウソクやカミソリなどを入れる引き出し・そろばん・鏡などがコンパクトに収まるようになっていて、この多機能は今のガラケーにつながるなあと勝手に思いました。(笑)

昔の木をこすったり火打石を使ったりして火種をとって、ロウソクや行灯を使っていた苦労してる割に光源の明るくない時代を思うと、現代の電気による照明ってありがたいなと思いますよ。

夜でも必要に応じた灯りがとれるって文明の高さと豊かさの象徴だと思う。

日本も数十年前は工事以外でも突然に停電することはしょっちゅうでした。

安定した電力供給は照明だけでなくあらゆる活動の生命線になっていますね。

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灯りを取るために必要な電気を起こすには、水力・火力・原子力などの発電方法があります。

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 ● なるほど統計学園 「3月25日 電気記念日」 (総務省統計局)
     http://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0325.htm

2011年3月11日におこった東日本大震災以降、LNG(天然ガス)による火力発電の割合が多くなっています。石油、天然ガス、石炭などの化石燃料の資源は無限ではなく、世界情勢によって価格が高騰し財政に負担をかけています。日本にとって原子力を含むエネルギーのベストミックスを長期的な目を持って考え将来に供える時期に来ています。

 ◆ エネルギー白書2013 (経済産業省 資源エネルギー庁)
   http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2013energyhtml/index.html

◇ 阪神・淡路大震災 10年 CM 「希望の光」(関西電力)

2014年1月 8日 (水)

たかじんさん、お疲れ様でした。ありがとう。

昨夜、やしきたかじんさん死去のニュースが報じられました。

3日に亡くなられていたそうです。

今日の在阪局は朝からテレビもラジオも たかじんさん追悼です。

共演者の皆さんが目を潤ませながら語る、たかじん話に泣き笑いです。

〝浪花の視聴率男〟やしきたかじんさん死去 食道がんで休養中

 歌手やテレビ司会者として人気のタレント、やしきたかじん(本名・家鋪隆仁=やしき・たかじん)さんが3日、死去した。64歳。葬儀は近親者で行った。昨年3月、食道がんの治療に伴う休養から1年2カ月ぶりに復帰したが、その後再び体調不良を理由に休養していた。

「橋下知事」生みの親

 やしきさんは、京都を拠点にシンガーソングライターとして活動を開始し、昭和51年に「ゆめいらんかね」などで本格デビュー。59年の「あんた」、61年の「やっぱ好きやねん」がヒット、脚光を浴びた。

 また、機転の速さと歯に衣きせぬ発言からテレビやラジオ番組で活躍。出演番組はいずれも注目が高くなることから〝浪花の視聴率男〟の異名をとった。現在も関西テレビ系「たかじん胸いっぱい」、読売テレビ系「たかじんのそこまで言って委員会」、テレビ大阪系「たかじんNOマネー」のレギュラー番組を持つ。

 一方で、民間団体「OSAKAあかるクラブ」の理事長として大阪復権へ向けた支援活動に携わったほか、テレビ番組への出演を通じて親交があった橋下徹大阪市長の政界進出を後押ししたことでも知られた。

 やしきさんは、平成24年1月に食道がんと診断を受け、同月末からすべての芸能活動を休止。4月に内視鏡手術を受けた後、昨年3月に芸能活動を再開したが、5月に体調不良を訴え、再び休養し治療にあたっていた。(2014.1.7 22:51)

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140107/waf14010722560038-n1.htm

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歌声は甘く切なく、トークは過激…新地に轟く“武勇伝”、“関西ダンディズム”の象徴だった

 一度は東京へ進出しながら挫折した経緯などから、「東京の番組には二度と出ない」と豪語。自身の出演番組は東京へネットさせない徹底ぶりで、東京への対抗意識をあからさまにする「大阪人」のキャラクターは際立っていた。(抜粋)
 
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140108/wlf14010800010000-n1.htm

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  (「たかじんのそこまで言って委員会」ネット放送地域)

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やしきたかじんさん死去…視聴者の心つかんだ「毒舌と優しさ」

 色付きの眼鏡からのぞく鋭い眼光。声を荒らげて政治家や著名人にかみつくことも。3日未明、死去したやしきたかじんさん(享年64)は、人当たりの良い従来の司会者像を覆す歯にきぬ着せぬ語り口を武器に、視聴者の怒りや不安を代弁する型破りなスタイルで人気を集めた。その一方、全日本有線放送大賞で特別賞など受賞した際、「レコードメーカーの担当者のおかげ」と言って賞金をそっくり担当者に渡すほど優しさも持ち合わせていた。
  (中略)
 ライブでは過剰な演出はせずマイク1本で全身全霊で歌うのがたかじんさんのスタイルだった。ひたむきなその姿に純粋さがにじみ出ていた。優しい性格でも知られ、全日本有線放送大賞で受賞した際、賞金をそっくりレコード会社の担当者に渡したことも。ライブ前になると客を大切にする気持ちから自分を追い込むことが多く、極度の緊張から自律神経失調症や急性胃腸炎を発症。こうしたことが続いたため体力的な限界を感じ50歳を機に歌手休業を宣言した。

 「やっぱ好きやねん」など女性の繊細な心を描いた持ち歌のように、情や義理に厚かったと仕事仲間は口をそろえる。番組でわざと悪態をついたり、若い女性ゲストに照れたりする姿は「いたずらっ子」のようにも見え、多くの人がテレビ界の“風雲児”を愛した。
    ttp://www.sanspo.com/geino/news/20140108/oth14010805080013-n1.html

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第一報が出た時にテレビを付けていなかったので、夜中に偶々流れてきたツイートに只々驚いて残念で悲しかった。

私はずっと関西なので、深夜ラジオに始まって昼の帯番組、ラジオ・・・“たかじんの・・・”とつく冠番組は殆ど見ていました。(テレビ大阪のNOマネーは残念ながらあまり見られなかったけど。)

最初はヤングタウンという深夜ラジオで時々出ているのを聞いて、面白いなあと思い、流れてくる歌声で好きになってレギュラーになって毎週楽しみに聞いていました。ラジオ番組内でも、見た目や喋り声と歌声とのギャップから、“シンガーソングやくざ”“鈴虫の声を持つゴキブリ”だの散々突っ込まれていましたっけ。1981年機動戦士ガンダムの主題歌「砂の十字架」を歌うことになった時、アニメ雑誌に無名の新人扱いされていたのを本を観ながら級友と爆笑してたのは良い思い出です。

読売テレビの「たかじんのばぁ~」は深夜なのに毎週楽しみに見てました。

後に番組タイトルになった「たかじん胸いっぱい」という本も人情一杯の青春物語で良かった。

色んなエピソードがあって、本当に面白い男やった。

たかじんの番組は後のバラエティや情報番組に影響を与えたのは間違いないです。与えた影響は功罪両方ありますが、これは受け手側の問題でもあるので・・・。そういった意味では、もう、たかじんみたいな強烈なキャラのタレントであり歌手である人物は出ないだろうなと思う。

写真は、たかじんのコンサートに行った時、誘った友人が たかじんの歌に感激してチケット取りのお礼にタオルハンカチを買ってくれた。10年以上前のものなんだけど、今も使わずに大切に持ってる。(写真右。左は50歳記念コンサートのDVD)

コンサートは神戸と大阪で合計3回行けた。チケット取れたのは幸運でしたね。2階席や後ろの方だったけど十分満足できたし行けて良かった。初めて行った時、2~3曲歌っては15分ぐらいずーっと喋ってて、ひょっとしてもう歌はないのでは?と心配になったものでした。(笑)きちんとオチがあって大笑いさせて歌に入って泣かせるんですよね。

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スカパーの歌謡曲のチャンネルで、50歳のコンサートの時の映像を放送してたんですよ。それが1月3日・・・。

偶然とはいえ、泣かせるね・・・。

たかじんさん追悼で、ツイッターなどでも皆さんそれぞれ好きな歌を挙げていらっしゃいますね。「やっぱ好きやねん」「あんた」「明日になれば」「なめとんか」などなど・・・。

どの歌も大好きだけど、ここは泣き笑いですが陽気におくりたいです。。。

♪ 晴れ ときどき たかじん

たかじん、今まで素敵な歌声を聞かせてくれてありがとう。

テレビやラジオで楽しませてくれてありがとう。

お疲れ様でした。

新聞も何社も買って来たんだけど、しばらくは読むのが辛いなあ・・・。

2014年1月 1日 (水)

2014年!

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2014年

あけましておめでとうございます。

良い一年になりますように。

今年は午年・・・ウマウマwww

2013年12月10日 (火)

「憲法改正」についての討論会に行ってきました。

12月7日神戸市で行われた兵庫弁護士会 http://www.hyogoben.or.jp/ 主催の

兵庫県弁護士会憲法市民集会 徹底討論!「憲法改正」 に行ってきました。

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パネリストに、

改憲の立場から、やまだ賢司 氏(衆議院議員) http://www.yamada-kenji.com/

護憲の立場から、伊藤 真 氏(弁護士) http://www.itomakoto.com/  の両氏が登壇れました。

伊藤弁護士は、選挙区による「一票の格差」をなくす、一人一票実現国民会議の発起人の一人として、議員定数不均衡問題に取り組んでいます。

※私は憲法は改正した方が良いと思ってる側なので、護憲の立場の方へは不快な記述があるかもしれませんが、あくまでも私個人の感想と考えですので、よろしくお願いします。

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普段、いわゆる改憲派と護憲派は意見の折り合うところが難しく何となく敵対中w。そこを、このままでは良くないのではないかと、改憲が党是の自民党国会議員として意見を聞く必要があるのではないかと、この討論会に参加された、やまだ賢司代議士は立派だと思うし、アウェーである集会で善戦され内容の濃いよい議論がなされ、それぞれの問題点を発見・確認できたと思います。

ガチの護憲派の人達が改憲の意見に納得しなかったとしても、やまだ賢司代議士のなぜ改憲なのか、戦争がしたいわけではない日本国民と生命と財産を守り拉致された人達を取り戻したいんだ!という思いは人として理解していただきたいと願います。

平和に対するアプローチの仕方の考え方や立場の違いから、なかなか話がかみ合わないと再認識。(笑)特に防衛関係では、軍靴の音アレルギーが酷く、具体的な代替案もなく実際の現場も正しく理解する気のない人も多いようです。とりあえず、改憲派は戦争大好き人殺し大好き人間みたいなレッテル貼りは止めていただきたいものだ。

残念なことに司会者の仕切りが上手くなく、やまだ代議士が発言してから伊藤弁護士が話術を巧みに否定して次にいくという形になっていました。少し やまだ代議士が突っ込んだ質問をして白熱してくると、司会が発言を遮ったり引き取ったりしているところがアウェーの洗礼なのかなと。(笑)そのあたりは、やまだ代議士の天然成分による指摘で笑いが起こり場が和んでましたし、代議士の基本的に憲法改正を心配して反対しているという人達の話を伺いに来たという姿勢を崩さなかったので、平和・九条関係の話では一斉に野次られていましたが、常識の範囲内で討論が出来たと思います。(永田町の酷いのを見てるからそう思うのか?w 改憲派の人からも大きな野次があったのは良くないと思いました。)

討論は勝ち負け目的じゃないけど、それでも終盤では伊藤弁護士が護憲の思想を喋り続け、それを賛同者が場内を盛り上げていき護憲派の正当性を、なんとなく改憲派・なんとなく護憲派の参加者にむけてアピールしたという形にしていっていました。これが、自民党憲法改正草案に深く関わった国会議員や闘論タイプの人であれば、うむを言わさず糾弾・晒しあげみたいな形に持って行かれるんだろうなあ、いわゆる左側の人はこういう手を使うのかあ~と。

護憲の立場の先頭を行くような方であるので、改憲派が言いそうなことを把握し傾向と対策をきっちり練って反論材料になるような書物などを準備しておられるので、改憲派の人達もそのやり方を学んで、ある程度の現状認識と理解してもらえるように持って行かなくてはなあと勉強になることも多かったかも。

私は、現行憲法の綺麗な言葉で書かれた個人絶対主義と統治機関の規制が行き過ぎて、地球市民的になり、かえって国や国民を縛っているんじゃないかと思う。法は法としてあり、「教育勅語」「五箇条の御誓文」があったのは昔はよく出来てるなと思いました。こんなこと書くとまた「戦前の暗黒時代の回帰がー!」とか言い出す人がいるんだろうねwww

それにしても不快だったのは、「政治家は選挙に通りたいから“戦争はしません”というんだ。」と伊藤弁護士が何度も言ったこと。それに会場の護憲派が拍手喝采だったこと。国と政治家は敵対勢力である立場なんですね。政治家は選挙で選んだ私達の代表であるのだけどね。権力を掴むと人間は変わるんだというなら、三権分立の立法・行政と、もうひとつの司法も権力なわけで、メディアも権力なわけで、これはどうなのよと思う今日この頃です。

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パネルディスカッションの前に両氏それぞれの基本的な考えの発表がありました。

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●やまだ賢司 代議士の発言  (かなりざっくり書き起こし 漏れあり注意)

国会議員になろうとした切っ掛けは尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件。外交と防衛に関してはひとつ間違えると取り返しがつかないことになるこうした思いで政治家は何をやってるんだと自民党のHPを見たら公募の案内があって、文句言ってるぐらいなら自分がなったらいいと応募して昨年の総選挙で議員にならせていただきました。

民間の常識を国会議事堂に。民間で当たり前だと思っていることを政治の場に反映させていきたい。

本日はこういった機会を与えていただき、ありがとうございます。お集まりいただいた皆さんな感謝申し上げます。来た瞬間からアウェーじゃないかと分かるところに来る自民党議員がいるのが珍しいと言われるが、大事なことでありがたい機会です。

改憲派の人と護憲派の人で物凄い誤解があると思っています。改憲派の人から護憲派の人見ると憲法に指一本触れてはいけないだとか、護憲派の人から改憲派の人を見ると改憲して戦争するんじゃないかと、極端な先入観があってお互いの意見を交わす場があまりなかった。

自分は改憲派の中では甘い!という声もある、極端な人は現行憲法は無効で破棄だという人もいます。自分は現実的なところでやっています。われわれ自民党は憲法を変えたいけど戦争をしたい人は一人もいません。我々も平和を願っていて弱い立場の人の人権も守らないといけない。助けてあげなくてはいけない。その思いは同じです。

抽象論で議論していても仕方がないので、実際に日本国憲法が出来て皆さんお感じのように平和な世の中がずっと続いていたのは実感していると思います。それは、ここにいらっしゃる皆様方は、平和だと思っているけれども、昭和20年8月15日、日本がポツダム宣言を受け入れて本当に平和が天から降って来たんでしょうか。ご存知の方はご存知かと思いますが、武装解除をした後に北海道の占守島を8月18日にソ連が攻めてきたんですね。民間人を守るために武装解除をしていた戦車部隊がまた砲身を付けて武装して戦ったんです。そのおかげで、その北海道の占守島の民間人の人は助かったんです。そういった戦闘行為がとられてことがあったんです。

武装解除をして、私達が武器を持ちませんと言えば本当に平和が訪れるのなら、そりゃそれでいいと思います。日本国憲法に書いてあることは本当にいいことが書いてある。そう書いてあって、その社会が実現できればこんなに良いことはないんです。

しかし今、占守島のことを例に申しあげましたけれども、昭和20年のずいぶん昔の話じゃないかとおっしゃるかもしれませんが、だけどサンフランシスコ講和条約を発効されたその時に韓国の竹島の処に一方的に李承晩ラインという線を引いて漁師さんが殺害されているんです。そして、拿捕された方がいらっしゃるんです。その時日本は、武力を放棄し武装解除していたのでなすすべがなかった。

それも昔の話だといわれるかもしれませんが、じゃあ、今現在続いている人権侵害、北朝鮮による拉致の問題というのがあるんですね。日本国において何の罪もなく平穏に暮らしていた方が、ある日突然連れ去られ、連れ去られたことを知っているのに助けられない。当時、色んな不審船が北朝鮮から来ていたといいます。海上保安庁の皆さん方見ていたと言います。だけど、攻撃すると世論がどうなる。戦争の引き金を引いたと言われるだろうそういった形で無防備な状態の中、日本は国民が連れ去られても文句が言えない国だということでどんどん連れさらわれた。昔の話でなくて今も続いているんですよ。

国会議員になりまして、この拉致、北朝鮮の拉致の問題は自分に照らして国会議員は今まで何をやっとったんだと。自分達の先人が監禁ですよね、拉致誘拐されて監禁された状態でしかも北朝鮮にいるのが分かっているのにどうして助けてあげられないんだということで国会議員になってさっそく拉致の問題に取り組んでいます。で、自衛隊というのがあるんだから行って自国民を助けてあげたらいいじゃないかと、そのための法律を作ったらいいという話をしたんです。この話も極端なことを言われる方は、そんなものは法律なんかいらん、自国民を救出するなら超法規的措置で行けとおっしゃる方もいる。それも一理ある。ただ、まがいなりにも日本は法治国家です。法律を作り憲法に基づいてそういった国の組織をコントロールしないといけない。そのためにじゃあ、法律を作ろうとしたときに憲法の9条がある。でも9条の中にどこにも自衛隊の自の字も書いてない。自衛権の自も書いてない。国民を救出してはいけないなど一言も書いてない。だけどやっぱり日本は揉め事を起こしたらいけないねという自粛的な中で自制に。 

憲法の13条に国民の権利自由とは国政の上で最大の尊重を要すると書いてある。明文の規定に国民の権利自由を守れって書いてある。あるいは18条に奴隷的拘束からの自由、何人もこれを受けないと書いてある。それは日本国政府に向けて言ってるんだとおっしゃるかもしれませんが、でも日本国政府は奴隷的拘束をしちゃいけないと書いてないんですね。拉致被害者は今も自由を奪われて拘束された状態にいる。そうした憲法の明文の規定に反しているにもかかわらず、そういった本当に弱い立場の人を救えない、これが皆さん本当に平和憲法だと思いますか?私は、改憲しろという話で今司会の方も言われましたね、変えちゃいけない3大原則は勿論そうですよ。平和主義、平和を守らないといけない、だけど、考えている平和のイメージが若干皆さんと違うのかなと。何もね、戦争やって爆弾落としたいと言うわけじゃないんです。いま本当に自分の同胞、弱い立場にある囚われている人達を何で救うことが出来ないのか。そんなことをやっぱり考えるんです。

皆さんイメージがどんどん膨らんねですね、そういう理由で、邦人救出ということで軍隊送って戦争起こしたいとおっしゃる方多いと思います。今の現代において、軍隊を送って領土を奪うっていう戦争なんて出来ないんです。日本国憲法になんて書いてようと国際社会でそんなことできない。やろうとしている国が近くにありますけれどもね。

平和主義、平和を守るために憲法の通りで日本国民、皆さんの命を守れるんだったら、こんないいことはないんです。だけど、実際に北朝鮮はミサイルを撃ってくる。尖閣諸島は私も先日ちょっと行ってきましたけれども、尖閣諸島の自分達の海の周りを堂々とですね中国の船が入ってくる。海上保安庁の方々は、見て「出て行ってくださーい。」って言うだけなんですね。さらに護衛艦にレーダー照射というのがありましたね。実際に撃ってないからいいじゃないかと、おっしゃるかもしれないけど、今の性能だと狙ってレーダー照射して釦を押したらもう撃沈が出来てしまうんです。ここが、今の法律では撃沈されるまで撃ち返しちゃいけない。本当はそんなことないですけど、正当防衛の範囲でしか守ることが出来ないと言ったら、昔は撃って来たなと言ってる暇があるけど、今は一発撃たれたら撃沈なんです。自衛官、海上保安庁の職員の方々も私達日本国民なんですね。自衛官の人が一人死なないと反撃が出来ないなんて、そんなことはない。日本国憲法のどこにもそんなことは書いてない。今の憲法解釈でも自衛権というのがあります。だけど、人によってはそんなこと言って無制限に武力を行使するんだろうと言う方いらっしゃる。だからこそ、明確に自衛権を書き自衛隊はこうしなさい、誰がコントロールするかを書いて憲法の枠でその中でやるべきだと。一切触れちゃいけない、自衛隊の自なんか見たくないって言ってて、それでいざ何か起こったらどうするんだと。

よく近隣諸国がって話があります。確かに自衛隊が日本国が防衛力を強化すると文句を言ってくる国があります。言うまでもなく中国・韓国・北朝鮮。それをもって皆さんは、アジアの国々は日本国が右傾化しているとお思いになるかもしおれません。しかし、インド、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、多くのアジアの国々は日本に防衛力を高めてくれ、日本国が軍事的レベルで覇権を争っている、今そんなことアジアの国は思っていないんです。三国を除いて。むしろ、中国が覇権的膨張主義、この脅威にさらされているんです。68年前の日本のとった戦闘行為ということで、あんなこと起こしちゃいけないって、誰も起きない。そんなことよりも今まさに迫っている危機、そこから国民の命を守るこういったことに真剣に向き合っていく必要がある。

日本の護衛艦に「いせ」という船がある。ちょっと見たら空母みたいな形でヘリコプターが搭載できる。こんなもの持ってどうするんだとおっしゃるかもしれない。この船は今、フィリピンの台風災害に派遣されています。「おおすみ」という輸送艦行ってます。こういったことが、どれだけアジアの国に感謝されているか。心強く思っているか。皆さん方に言うまでもなく東日本大震災の時、あれだけ自衛隊の方々は活躍された。本当に我が身を振り返らずに人命救助、そして復興に働いた。

このことに目を背けて、紙に書いた抽象論の平和だけを唱えていても仕方がない。もちろん、危険だとお感じになる方もいらっしゃると思う。だからこそきちんと議論して憲法に書いて自衛隊法をきちんと書いて、これはやってもいい、これは駄目だということをやっていく。これが必要なんじゃないかと。私はこのように思っているんですね。

今回、本当に良い機会だなと思ったのは、私が改憲派のばっかりの中でこういう話をしたら、「そうだー!!」とかいう話になって「まだまだ甘いー!!」で終わっちゃうんですね。それじゃあ駄目なんで、反対に護憲派の人も同じだと思うんです。「あいつは怪しからんー!!」って言ってたって何も進まない。私はね、両方とも極端な方はいると思うんです。絶対に考え方を変えない、変えないんだという。これはこれで立派な考えだと思うんですね。そういう方は別として、なんとなく真ん中に来て、危ないよねーとか、戦争なんかしたくないよねって言ってらっしゃる方の中でですね、ぜひ議論をさせていただいて憲法を変えるとどこが問題なのか、あるいは、今の憲法のままではどういう問題があるのか、その為にどうしたらいいのか、そういうことを大いに議論していただいてね。で、いいです、その結果ですね、これ一字一句変えなくたってこうやって国民の命を守れるじゃないかって、そしたらそれで良いんです。それがハッキリとすれば。

そんなことすら今まではタブーになってて、恐ろしい話ですけども、戦後ずーっと昭和21年憲法が出来てから一切話してない。何も困ってないからなのか、さっき言ったように、占守島は憲法前だが、竹島は奪われ、そして漁民が殺され、拉致被害者は拉致され未だに取り返すことが出来ない、こんなんでいいのかという。本当に何が必要なのかと議論していく必要がある。そして、護憲派の人達によってもですね新しい人権、こういった人権が出て来ているんだから取り入れようよって、こういった議論もあって良いと思う。指一本触れちゃいけないってことじゃくて、それが良いことであるなら変えていく。ここで同じような各法の話ばっかりしていくと思いますが、憲法、憲法って誰のためのものか、国民の皆さんのもの、私もそう思ってます、改憲派も同じように思っているんですよ。

それが、なんでしょうかね、憲法護憲派の人・・・と一括りにしちゃいけないんでしょうけど、国家権力と国民とは対決する構造だと、対決する局面もあるんだと思うんですけど、国ってなに?って言うと、私達の共同体なんですね。国民が私達が住んでいるこの国、この皆さん方の知り合い家族、そして仲間、同胞、これが作っている共同体を守っていこうぜ・・・そのためのルールってどういう風に作っていこう、これが政治なんですね。みんなで作っていく、こうやったらよくなる、こうやって助けてやりよってルールを作っていく。その中でも、やっぱりこの原則は守っていこうじゃないかっていう、これが憲法のはずなんですね。

なんか、国という悪い存在があって、我々は必ずその国から圧力を受けて虐げられるから、戦わないと!って、そんな話じゃないんだと思うんですね。また伊藤先生から違うよというご意見を後から皆さん聞くと思いますけれども(笑)ヨーロッパでは確かにそうだったかもしれません、専制君主がいてね、国民はこうだったと。でもね、私達の国ってそんな国だったでしょうか。そして、憲法の個別の条文でも奴隷的拘束って言ってるけど、日本に奴隷なんてあったでしょうか。そんなことを含めて憲法の各条文もそうですけど、この憲法、出来た時って自分達がこうやって変えようって書いた憲法でしょうか。中身が全く同じでも構わないんです。私達日本国民が私達自身の日本語で書いた憲法、それであるならばその通りだと。だからこそ同じ内容でもいい、もう一度、日本人が日本語で私達の国はこうあるべきだというのを書くことは何も悪いことではないんだと、そのように思っています。

憲法の無効論を私は取らないって言っている理由はですね。当時やっぱり、占領下において国の基本を変えられて、占領下でその国の法律を変えちゃいけないじゃないかって国際的ルールにもおかしなことに。そうはいっても日本は少なくともですねサンフランシスコ講和条約が発効した時に占領が解かれた時に、もう戦争が終わったんだから我々の憲法は我々が作るぞって言えばよかったんですね。ただ、そういう、最近急に降ってわいたように自民党が憲法の改正をしだしたというように思われる方もいらっしゃいますけども、もともと自民党の結党の原点というのは自主憲法制定なんですね。私に言わせれば今まで何してたんやという話なんで。むしろ遅きに失したと思います。

今回こういうもの(自民党憲法改正草案)を作らせてをいただいて趣旨をご説明させていただきますけども、自民党は憲法はこれだって言って国会に法案を提出すると、そういうものじゃない。ただ抽象的に9条は変えた方が良いねだとか、新しい人権入れた方が良いねっていったような議論が出来ない。うわあ~っと上辺の議論で。これによって議論が出来る。

先ほどご紹介いただいたようにこの草案を作った時に議員になっていませんけど、内容は理解したうえで発言していきます。ただこの文言の中でこの文言はちょっと行き過ぎているんじゃないかというご意見があれば、これまた聞かせていただいて、我々なにもこれを通常国会に来年出しますとは言ってないんですね。こういうものを踏まえて与えていただいたこういった場で皆さんの賛成派も反対派も声を聞かせていただいて、なるほどと思ったことなら、「集会に行ってきましたけれども、皆さんこうおっしゃってましたよ。説得力もありますよ。」となれば変えて行けばいい。変えて行ったうえで、次に国会に出すなり与野党協議なりをやっていくなり、そういったもんだと思うんですね。

略)

賛成派、反対派色々あると思うんですよね、まさにそうした色んな議論を戦わせて・・・戦うというのも、打ち負かしに来ているわけではないですが、ご意見を聞かせていただいて取り入れていくと、本当に良いことだと思っています。

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●伊藤弁護士の発言
この動画とほぼ同内容で、原発のことは省き、自民党憲法改正草案への批判をマイルドにした感じです。(他ではもっと反自民党色が濃いですw)

●伊藤塾塾長 伊藤真弁護士が日本国憲法と自民党憲法とを比較解説

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パネルディスカッションの資料は、「自民党の日本国憲法改正草案Q&A」です。

     PDF https://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf

◆論点 (現地で配布された論点表より抜粋)

□ 憲法のあり方

1.立憲主義について
2.憲法改正発議要件を緩和する意味

□ 9条改憲について

1.平和主義について
2.9条改憲の内容
3.国防軍を新設することと人権保障への影響

神戸新聞紙面より・・・
 山田氏は平和主義の考え方は変えず、自衛隊と組織は同じ。とした上で「軍事力を放棄し中国など近隣諸国の脅威から国民の命を守れるのか」と強調した。
 伊藤弁護士は、交戦権を認めないことを記した憲法9条2項の条文が草案では削除されていることを指摘。「非武装中立か専守防衛か、というこれまでの議論を超えた軍事行動が可能になり、国のあり方を根本から変える」と批判した。

□ 人権保障規定

1.草案の人権保障に対する考え方について
2.現行憲法13条の変更の意味、人権保障上の影響
3.各条項について
   (1)表現の自由 草案21条2項を新設
   (2)信教の自由 草案20条3項の修正。政教分離規定の例外を明文化
   (3)家族の基本原則草案24条の修正。1項で家族の尊重、相互の助け合い規定が新設。
   (4)新しい人権について

□ 緊急事態規定の新設  (←時間切れ)

・・・・・・

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      (写真が遠くてすみませんw)

<参加者からの質問>

Q:国防軍を作るとなるといづれは徴兵制が念頭に置かれているのではないか?

やまだ代議士:明確に否定します。

草案18条の、何人もその意に反すると否にかかわらず、社会的又は経済的関係において身体を拘束されない。何人も犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。現行憲法18条の奴隷制度は日本にはないということ。

徴兵制によって軍を作てもワークしない。近代戦においては高度で専門的な戦闘装置を使うので徴兵された兵による白兵戦は現実的でない。

改憲派の国会議員の誰も戦争したいとは思っていないし、現場の自衛官の誰もそう思っていない。

伊藤弁護士:現行憲法の下では戦争が出来ない仕組みになっているし、徴兵も出来ない。自民党憲法改正草案だと、草案13条の公益および公の秩序に反してはいけないは、公益=国防・安全保障という解釈で、18条の個人の自由が制限される、この法律の範囲内でしか人権はないと明確に書いてあるので、国会の強行採決で徴兵制は実現可能だ。国を守る資源を守るそういうので、国防というのに国民は協力しなさいという風に言っていると解釈できる。(略)

戦争って言っても戦争するのは兵士だけじゃない。何よりも徴兵制を設けることによって国防意識、愛国心を植え付ける。それが最大の目的かなと。徴兵制は十分にありうることだと考えます。大学が9月入学になって高校卒業してからどうするの~?って、サマーキャンプで訓練することもできる。平時から国民に国防意識を持ってもらい安全保障に対する意識を高めてもらう、その為の徴兵制って言うのはいくらでもこの草案では可能になる。

(反論を遮り)いまの政治家の皆さんは「戦争なんかしませんよ」って必ず言いますよ、あったりまえですよ。徴兵制なんかやりますと言ったら、支持されるわけがない。

(↑ どうですかお客さーん、支持者拍手~のノリw )

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この自民党は自衛隊を国防軍にして徴兵制を復活させて、戦争をする気だ。子供達を戦場に送るのを止めさせろ~!とか、騒いでいたのはこの辺が発信源か。これ、凄く迷惑。何度も自民党は否定してるのに。草案だから書き換えることもあるでしょうが。去年の今頃もツイッターをはじめ各SNSで脱原発と徴兵制が~!が一緒にぐるぐる回ってました。で、選挙の結果はどうなったかですよね。もちろん、改憲のワンイシューでの選挙ではありませんけど。

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かなり長い討論会だったのですが、突込みポイントを参加られていた知人があげていたので、それに加筆して私もUP(笑)

・自民党憲法改正草案の目的は軍事的経済的に「強い国」づくり=戦前回帰・富国強兵
  (↑ 経済・軍事に弱い国だと国民を守れません。それと戦前回帰は関係なく印象操作ですね。外交も、軍事力の裏付けがあっての部分もあります。)
  

・「ドイツの憲法は占領国から押し付けられた憲法だ」という議論はドイツにはない
     (↑ が、ドイツの憲法は58回も改正されている)

・尖閣問題は中国との間で棚上げしようということになっていたのに、それに火をつけたのは日本ではないか!!石原慎太郎さんが尖閣を国有化しようと言ったからではないか!!
  (↑ 信者と思われる人達から拍手が沸き起こったが・・・まず、尖閣を国有化しようと言ったのは当時の野田総理であって石原都知事ではない。また、漁船体当たり事件はなかったことになっているのか?)

・自衛隊の災害派遣活動が国際貢献というが、それなら別に軍隊じゃなく、救難専門の組織を作ればいいじゃないか。
  (↑ 海賊退治に海保の船や飛行機は使えないんですけど。)

・国防意識、愛国心を植え付ける
  (↑ 国防意識や愛国心を持つことに何の問題があるんでしょう。防災意識とともに学校なりで高めて欲しいです。)

国防軍になったからと言って、予算と人員がどーんと増やせるはずもなく、徴兵の訓練をする余裕がないんですけど。

法とは何か、現行憲法とはどういったものかなど、なるほどと思うところもありましたし、思想信条は立派だと思ったけれど、やっぱり責任の無いところにおられる方のお話だなあと思いました。

自分の生まれ暮らす国の政府と自分が選んだ議員は信用できないと敵対するのに、平和を愛する諸国民(特定アジア含む)を信用できる共有できるというのが理解できません。

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ビデオカメラが回っていたので弁護士会なりどこかで動画がUPされることを期待します。

やっぱり、実際に自分で双方の話を聞くのが一番だし、言外から伝わってくるモノもあると思います。

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疲れたよ、パトラッシュ。

さて・・・っと、「進撃の巨人」のコミックス最新刊とDVDを見ますわ。

東日本大震災の復興が進まない理由

谷 公一 復興副大臣が地元の会合でお話しされたことだそうです。

震災発生より1000日を過ぎ、被災地ではまた厳しい冬を迎えています。

  復 興 庁 http://www.reconstruction.go.jp/

         ・東日本大震災からの復興の状況と最近の取組 (平成25年7月版)
          http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/20130709_higashinippondaishinsai_fukkoh.pdf

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谷 公一 復興副大臣から聞いた話

    「月夜のぴよこ と 空耳うさぎさんたち」より転載 http://twinklestars.air-nifty.com/

東北の被災地は被災前から高齢者が多く過疎化していた。神戸の復興は震災後2年すると仮設住宅からでて、自力で再建の道を進む人が多かった。都市部で人口も多く、若いひとたちは立ち直って新たな生活を築く力があった。

しかし東北は最初からまじめな高齢者が多く、「なにか心配なことはないですか?なにか必要なものはないですか?」と聞いても、初対面だと、逆に「遠くからわざわざ来ていただいて大変でしょう。わたしたちは大丈夫ですから。」と逆に気をつかわれるだけで本音を言ってくれない。

自分たちが耐えてがんばらないといけないのだと考え、なかなか本当に心配なことや必要なことを言い出さない。半年通って、少しずつ顔見知りにならないと教えてくれない。それが本当に危険なんですよ。

被災地ではないが、青森や新潟にも行く。なぜかというと、岩手や宮城などの沿岸部で家を失った人の一部はそこに移り住み、仮の生活を営んでいるから。被災地の人口は被災後減っているのに、仙台だけは増えている。仙台には大きな道路も地下鉄もあり、便利で快適な都市生活がある。一度都市にすんでしまい、子供の教育や仕事などがみつかってしまうと、もとの田舎に戻りたくなくなる。

都市部のように若い人たちがたくさんいるわけではないことが、東北大震災の復興の遅れの原因のひとつだ。

また、被災地の津波被害にあった同じ低い場所にまた住居をつくることはできない。同じような津波があればながされてしまうことがわかっている。

だから、また被災地に住宅をつくろうとすると高台を削り造成して、あたらしい土地をつくるところから始まる。だから、神戸とちがって時間がかかる。

また、津波の恐怖も消えない。だれもが家族をうしなっている。三陸は世界3大漁場で豊富な水産資源がある大切な場所だが、漁港が復興しないのは、大切な労働力であった若者が被災とともに、東京や新潟、仙台、といった場所に移住してしまい、戻ってこないことだ。

さらに多くの人が身内を失い、気力をなくしている。多くの被災地の人の声をきき、どうしたらもう一度安心な郷土をつくれるのか、もう一度かえってみようと思ってもらえるのか?そういう話を聞きに、東北に足を運ぶ。何度もいって現場をみないと単純には物事はすすめられない。

阪神淡路大震災の時に、仮設住宅をつくった。そのとき、出来上がった仮設住宅にだれを一番にいれるのか?と決なければならなかった。神戸では、「社会的弱者の高齢者、障害者、子供」などに最初にはいってもらおうと優先順位をつけた。

弱い人を最初に安全な場所におくほうがいいと考えた。しかし、それは失敗だった。

地域にはコミュニティがある。そのコミュニティを分断し、知らない人ばかりの仮設住宅ではお年寄りも障害者もみんな不安になった。孤独死などの悲しい事件もそれでおこった。だから、次の震災ではコミュニティを分断しないように、近くの場所の人たちをひとかたまりにするようにした。

現場を詳細にきいてまわらないと何もわからない。

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5月段階の復興の状況を参加者の質問に答えながら報告されています。

●J-NSC「みんなで聞こうZ​E!」谷公一復興副大臣に聞く​(2013.5.16)

谷 公一 復興副大臣は野党時代から被災地に入り災害対策に尽力されています。

2012年4月の政策報告会から。
谷議員は選挙区に帰る時間も惜しんで被災地を視察し、現地の声を聞き政策に反映しようとしていました。阪神淡路大震災の時は兵庫県職員として復興対策にあたった経験と、選挙区の兵庫県でも山間部や日本海側に過疎地があり、そこが抱える問題を知っているので、復興の遅れにより故郷の街が無くなってしまうことを危惧されていました。

【震災対応】谷公一衆議院議員の国政報告会に行ってきました。
     http://himawari-gumi.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/no-85ae.html

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復興の遅れには法的なもの、制度的なもの、財源、人材不足など様々な原因があるけれど、原発事故から一部の誤った科学的デマと妄想と情報操作に乗せられて、被災地の風評被害と被災者の差別を作りばらまいた、放射脳の人達の罪は大きいと思う。過激派の一味を国会に送り込むほどに。

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祈り~a prayer/三宅由佳莉(海上自衛隊東京音楽隊) Ver2 

2013年11月 1日 (金)

11月1日は「自衛隊記念日」そして「犬の日」

今日、11月1日は「自衛隊記念日」です。

「自衛隊記念日」は、昭和41年に当時の防衛庁(現在の防衛省)が、防衛庁及び自衛隊の創立に基づいて制定した記念日で、その法的根拠となる防衛庁設置法と自衛隊法が施行されたのは昭和29年7月1日なのですが、台風などの自然災害に伴う自衛隊の出動が予想される夏から秋にかけての時期に記念行事や式典を行うのは都合が悪いとされ、その時期を避けて11月1日が記念日に定められました。

自衛隊記念日にあたって-平成25年11月1日

そして、今日は「犬の日」でもあります。

「犬の日」というのは、一般社団法人ペットフード協会などが昭和62年に制定した記念日で、犬の鳴き声である「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」に因んで11月1日と決められました。

自衛隊にも犬の隊員(警備犬)がいて警備や広報、災害救助に活躍しています。

【警備犬への御褒美】
2013111 本日、11月1日は自衛隊記念日という重要な日ですが、実は、民間団体が定めた「犬の日」でもあります。そこで、今回、この「犬の日」に合せて、航空自衛隊入間基地の警備犬に対して「防衛大臣褒賞状」の授与式が行われました。

 防衛省と「犬の日」に何の関係が?と思った方、実は、海上自衛隊と航空自衛隊には「国を守る犬」がいます。「警備犬」と呼ばれ、基地の警備業務を主な任務としています。(※今年度より、航空自衛隊では「歩哨犬」から「警備犬」という名称に変更されました。)全国に約300頭おり、自衛隊の警備犬は老いて現役を引退しても、「家族」の一員として基地で余生を過ごし、生涯を終えるまで隊員が一緒に見守ることとしております。(後略)     https://www.facebook.com/media/set/?set=a.616970248365393.1073741896.383046131757807&type=3

 「犬の日」 自衛隊の基地警備犬に対し日頃の任務への「ご褒美」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00257048.html  #FNN
 11月1日は、「ワンワンワン」にちなんで、「犬の日」とされている。
自衛隊では、基地警備犬に対し日頃の任務への「ご褒美」が贈られた。
埼玉県にある航空自衛隊入間基地では、警備犬23匹に、小野寺防衛相からの褒賞状と副賞のドッグフードが贈られた。
海上・航空自衛隊の全国の基地には、およそ300匹の警備犬が配置されていて、夜間の基地内の警戒などにあたっている。
警備犬は、戦車や戦闘機と同じ「装備品」という扱いだが、部隊内では、敬愛の念から「犬の階級は2曹」といった冗談も語られているという。

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東日本大震災でも自衛隊から救助犬(救助犬の訓練を受けた警備犬)が2頭(金剛丸・妙見丸)派遣されています。

 「忠犬ここに眠る―救助犬金剛丸の殉職」             
            http://www.jpsn.org/essay/captain/280/

(抜粋) 連日猛暑が続いたこの年の8月9日、出動直後から闘病中の金剛丸は遂に4歳4カ月という若さで亡くなった。詳細な死因は知らないが、あの厳しい環境での捜索活動の影響は否定できない。同じ現場で元気に活動したRDTAのランディ号も帰投後体調を崩し急逝している。

出動する2頭の警備犬「72時間が勝負だ!頼んだぞ…」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110531/dms1105311459012-n1.htm

(抜粋) 正式な名称は「警備犬」。文字通り、普段は呉にある貯油所を守っている。20頭ほどのうち「金剛丸」と「妙見丸」は、杉本正彦海上幕僚長が呉総監時代に命名した。その後、2頭は厳しい訓練や試験を次々にクリアし、国際救助犬の資格を取得。今回の災害派遣に出動することになったのだ。

間一髪で老夫婦救出 2頭の犬の足は血だらけに
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110601/dms1106011510016-n1.htm

(抜粋) 何の因果か、リタイア直前に配置となったリーダーは、老夫婦を救出し終え、ドロドロになった2頭の犬を見た。釘やガラスを踏んで足は血だらけになっている。2頭も、心配そうにリーダーを見つめていた。精いっぱいに成果を出そうとしている姿は、まるで自衛官そのものだった。

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先日の伊豆大島での台風被害の際には警視庁の警備犬が派遣されていました。

★特殊救助隊を伊豆大島に派遣 警視庁
  http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131016/dst13101611500025-n1.htm

民間にも災害救助犬の訓練をしている団体があり、ボランティアで出動しているそうです。

一般家庭の飼い犬や愛護センターから譲渡された犬を訓練しているのですが、訓練する場所探しに難儀されているそうです。同じところばっかり、より色んな場所で訓練できた方がいざという時に役立ちますものね。でも、例えば、街中の建物の使用許可をとろうとすると、糞尿の始末や、訓練時に犬が救難者を発見して吠える声に対する苦情が近隣住民から来たり、または、来るんじゃないかと心配し過ぎて許可が下りないってこともあるらしい。

災害の多い日本に住んでいる限り、犬に捜されるのは明日は我が身と思って、訓練に理解を示したいですね。

自衛隊や警察にも災害救助の訓練を受けた警備犬の頭数は増えるのだろうけど、やはり予算と人員の関係で沢山増やすわけにもいかないだろうし、大規模災害の時は当然足らなくなるでしょう。自衛隊や警察・消防、自治体と民間団体が上手く連携が取れるようになって、救える命がひとつでも増えるといいなと思います。

【新春ワイド時代劇】 山本耕史さんの"徳川秀忠"に期待!

来年の話をすると鬼が笑うとか言いますが、あれこれと妄想するんじゃなくって確定情報なので、ファンの高らかな喜びの笑いが聞こえて来るようです。(笑)

音楽劇「ヴォイツェク」の大阪公演の初日が当初の発表から一日ずれたのはそういうことか……と納得しました。(公演期間が一日減ったのは残念ですが。)

昨日の山本耕史さんの誕生日に合わせるかのように情報が舞い込んでキターーーーー!

やった!時代劇だ! 山本耕史さんの出演する時代劇で新しい年を迎えるのはこれで4度目となるわけだな!! うむ、これは目出度い!!

 テレビ東京開局50周年特別企画
           新春ワイド時代劇『影武者 徳川家康(仮)』

   2014年1月2日(木)放送時間未定(テレビ東京系)
         
http://www.tv-tokyo.co.jp/official/kagemusha_ieyasu/

【原作】 隆 慶一郎「影武者 徳川家康」(新潮文庫刊)

【脚本】 田村 惠   【監督 】重光 亨彦  【製作】 テレビ東京 松竹 

【出演者】 世良田二郎三郎/徳川家康…西田敏行  
       お梶の方(家康側室)…観月ありさ
       島 左近(石田三成家臣)…高橋英樹 
 

       徳川秀忠(家康三男。二郎三郎の敵で激しく対立する)…山本耕史
       石田三成(関ヶ原の戦い・西軍大将)…及川光博  ほか

【あらすじ】 1600年、関ヶ原の戦いの火ぶたが切られた時。徳川家康は、石田三成方・島左近の刺客により暗殺された。今ここで家康が殺されたことを敵軍に知られては、形勢不利に陥る…。そう判断した家康側近は、家康の影武者・世良田二郎三郎を、急遽本物の家康に仕立てる。そして、当初の劣勢を挽回し、逆転勝利をおさめたのだった。

事の真相を知った家康の三男・秀忠は、二郎三郎を「家康」として利用しようとする。
それは「家康」をまず征夷大将軍に就かせ、その後、自分が二代将軍に就いて権力を掌握し、豊臣家を滅ぼすという筋書きだった。秀忠は、柳生宗矩に命じ、自らの兄弟を将軍後継の障害として抹殺し、さらに、大坂の秀頼を潰そうと非情、謀略の道を歩む・・・。
しかし、「家康」を演じる重責に戸惑うばかりだった二郎三郎は、やがて秀忠に敢然と対決を挑む。家康側室・お梶の方と協力し、敵方であった島左近を軍師に迎え、次々と難局を乗り越え、誰もが自由に安心して暮らせる世を作ろうとする。その胸の内には、自らの生への強い意志と、弱い立場の者に対する限りない愛があった。

太平の新時代を切り開いた男と女の物語に、“関ヶ原の戦い”、“大坂の陣”など一大スペクタクルを配し、歴史の転換点の裏にある新しい歴史ドラマを、波乱万丈の人間ドラマとして描く。

公式Facebook https://www.facebook.com/kagemusha.ieyasu

新春時代劇『影武者 徳川家康(仮)』主演・西田敏行からコメント到着!山本耕史、及川光博らキャストも明らかに - Ameba News [アメーバニュース]
          
 http://news.ameba.jp/20131101-404/http://news.ameba.jp/20131101-404/

 昭和54年から毎年1月2日に長編時代劇を放送してきたテレビ東京。36作品目となる来春2014年は、西田敏行を主演に迎え『影武者 徳川家康(仮)』を放送する。同ドラマは10月23日に、松竹京都撮影所にてクランクイン。この度、主演・西田敏行からクランクインにあたってのコメントが到着した。さらに、山本耕史、及川光博らドラマを彩る新たなキャストも明らかになった。

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FBによると10月23日がクランクインだそうです。撮影状況や出演者情報などの更新が楽しみですね。

耕史さんは徳川秀忠役。家康の影武者であることを知り、自分のために利用するけれど、最後は対決することになる敵役ですね。

面白そうだ。

いいですね~、非情な敵役!!!! 悪左府の藤原頼長の役も良かったけど、御公家様から今度は戦国武将(?)の悪役・敵役っていうのも見てみたい。新春ワイド時代劇では「戦国疾風伝 二人の軍師」竹中半兵衛役 http://www.tv-tokyo.co.jp/gunshi/ で出演していたけれど、若くして亡くなってしまいました。(秀吉役の西田敏行さんが、今度は家康になってるw)美人薄命的な役柄はとても似合うのですが、しぶとく生き残る役柄を希望していたところですよ。(笑)

比較的最近はNHKBS時代劇『薄桜記』があったけれど、現代ものが続いていたので、ちょんまげの時代劇が見られるのはとても嬉しい。

時代劇の時の何とも言えない色気だだ漏れ状態と、シュッとした品の良さがいい感じで美しく存在しているのがたまりませんwww

TBS「ぴんとこな」で完治郎さんの歌舞伎仕様は見たのだけれど、麗しきお姿は、ちょっとだけよ……状態で終わったため期待しまくっていたファンの一人としては、少し不完全焼気味になっていたのだ。

徳川秀忠か・・・凄い策略家ってイメージが無かったので、楽しみ。表では品の良い若様風な顔で、裏に回って( ̄ー ̄)ニヤリ……ってエゲツナイことをするのが見られるってことですね。(爆笑)

すごく楽しみ。西田敏行さんの家康の影武者との対決場面。

このワクワク感が止まりませんし、たまりませんなあ。

2013年10月31日 (木)

お誕生日おめでとうございます!

山本耕史さん、お誕生日おめでとうございます。

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2006年30歳のお誕生日の時に貰った記念の品。

しっかり保存していますぞ! てか、もったいなくて使えないw

早いなあ。あれから7年ですか。世の中も色々ありました。

その間、素敵な舞台やドラマに出会いました。

これからも頑張ってください。

♪それでもこの人生は続いていく~

2013年10月30日 (水)

音楽劇「ヴォイツェク」を観てきました(東京・大阪)

山本耕史さん主演の音楽劇「ヴォイツェク -Woyzeck-」の東京公演と大阪公演を観てきました。

・・・・・・で、感想を書こうとしていたのですが、何となくボーっとしてしまっていたのであります。内容がかなり重いものでもあるし、キャーッて感じではなく色々と考えさせられるものだったので。

ファンクラブで予めチケットをとってたのですが、観てから追加してしまいました。(笑)

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音楽劇 「ヴォイツェク -Woyzeck-」

   ~妻をあやめた男、ヴォイツェク。“彼”を作ったのは誰?~

「ヴォイツェク」は、とある殺人事件をもとに書かれたヨーロッパの未完の戯曲。
作者ゲオルク・ビューヒナーの生誕200年にあたる2013年、この名作が、脚色・赤堀雅秋、演出・白井 晃という演劇界注目のタッグで甦る!
三宅 純の音楽世界を、ヴォイツェク役の山本耕史はどう演じ歌うのか?

◆ストーリー
 美しい内縁の妻マリーと、幼い息子とともにささやかな暮らしを営む一兵士フランツ・ヴォイツェク。高慢な大尉の髭を剃り、尊大な医師の実験対象となってわずかな日銭を稼ぐヴォイツェクだが、ある時マリーが男盛りの鼓手長と浮気していると聞かされる。
あるときは怪しげな見世物小屋で、あるときは猥雑な酒場で、ヴォイツェクの目を盗んで鼓手長と会うマリー。ヴォイツェクはいつしか奇妙な幻視と幻聴に苛まれ、マリーへの不信を募らせていき…。

◆原作:ゲオルク・ビューヒナー
◆脚本:赤堀雅秋  ◆演出:白井 晃  ◆音楽:三宅 純

◆出演: 山本耕史/マイコ/石黒英雄 良知真次/池下重大 青山草太/日比大介 駒木根隆介 加藤貴彦/半海一晃 春海四方/真行寺君枝/今村ねずみ 団 時朗 ほか

◆東京公演 2013年10月4日(金)~2013年10月14日(月・祝) 会場:赤坂ACTシアター

◆大阪公演 2013年10月25日(金)~2013年10月27日(日) 会場:シアターBRAVA!

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<関連記事>

★山本耕史インタビュー敢行!「ヴォイツェク」特集
            
http://www.appealing.co.jp/appeal+ing_WEB/voyzeck1.html

★「ヴォイツェク」公演初日レポート
             http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=168530

★山本耕史が挑む独特な世界観の音楽劇『ヴォイツェク』プレスコール&囲みインタビュー
        http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51891248.html

★山本耕史、告知CMにビックリ? 音楽劇『ヴォイツェク』がスタート。共演に石黒英雄、良知真次ら (10/8)
             http://sumabo.jp/smartboys/news/?p=11452

★音楽劇『ヴォイツェク』記者会見レポ
             http://www.inlifeweb.com/reports/report_3988.html

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観終わった後からもジワジワ来る作品です。

最初、ストーリーを聞いて、「浮気した内縁の妻を刺殺した兵士の話」とか、今なら職業でちょったしたワイドショーネタにされるか、新聞の小さな三面記事ですまされるような話をどうやって舞台作品にするのだろうと楽しみだったので、WOWOWで映画を放送していたけれど、あえて予備知識を殆ど入れないで観劇に臨みました……。

今から見世物が始まるよ!という口上人の語りから始まる。音楽は昔の見世物小屋やサーカスやキャバレーをイメージさせる、どことなく猥雑な感じのするもの。そして、これから起こる悲劇を予感させる禍々しい感じがする。

この世は残酷でグロテスク。善人は酷い目にあって殺し合い、悪人は生き残り次の生贄を探す。

残酷でグロテスクな話を純粋で透明感があって哀しい男の物語になっているのは、やはり、ヴォイツェク役の山本耕史さんの特性が良く引き出されてるからだなと思った。演出の白井さんもキャスティングもそれを意図したものだと思う。

ヴォイツェクは少し発達が遅れているのか、幼くぼんやりしてるというか、キョドキョドしたところがあって、そういうところが嗜虐的な連中の格好の餌食にされるんだろうな。

ヴォイツェクの名前を呼ぶ幻聴?不思議な不吉な声。えんどう豆ばかり食べ続ける実験で栄養失調や大尉やドクトル、軍隊でのいじめで精神崩壊していくのを何とか留めていたのはマリーへの愛情というか純粋な執着。

ヴォイツェクをこき使う威張り散らした大尉は権力、ヴォイツェクを僅かな報酬で人体実験に使うドクトルは権威、本当なら崇高であるべきはずのふたつを象徴する者が俗物すぎて汚い。ふたりはヴォイツェクに特が必要だと言いながら精神的に追い詰める。マリーの浮気を教えるのもこのふたり。

「俺は鳥の名前を知らないんだ。」 早くに両親を亡くし、自分にはマリーしかいないと純粋に思っているけれど、他の世界や情報が極端に少ない、ヴォイツェク。うう・・・鳥のように飛んで行ける自由がない、知らないってことで哀しい。(T_T)思い込んだら一途で、純粋。確かに精神が崩壊してきているんだけど、周りの人物を見ると彼の方がまともなんじゃないかと思えてくる。

「私は宝石の名前を知らない。」 ヴォイツェクとの間に子供をもうけているけれど、金銭的にも女性としての欲求にも不満を持っていて、"とても堪らない"と思っているマリー。(ヴォイツェクはお金をせっせと運んでくることが愛情だと思っているがマリーは一緒にいたいと思っている。)マリーも浮気してしまうけれど、それを罪に思って後悔している。悪人ではない普通の人で善人。(マイコさん綺麗で良かった。)

ヴォイツェクやマリーに、さりげなく警告が、隣の女性や謎の老人(凄い存在感があった。)から発せられるんだけど、誰でもそうだけど、"次が自分の番"だと思わないから悲劇へまっしぐら。

♪ 時をもてあそぶものに あやつられて 踊るだけ それでもまだ 人生は続いてゆく

女好きで欲望の塊のような鼓手長が、お祭りでヴォイツェクといるマリーを少し離れたところから嘗め回すような目付きで狙っている。(これが照明が当たっているヴォイツェクと見世物の馬の反対側の暗がりにいるので怖い。)お祭りの見世物は大蛇に賢い馬。それを熱心に見る子供のようなヴォイツェクに少し呆れながら近くで見ているマリーの手には"りんご"が。獲物の隙を狙った"蛇"のような鼓手長が誘惑する。それを最初は拒みながらも乗ってしまうマリー。(イヴと知恵の実と蛇)

「志村、うしろー!」じゃないけど、マリー、うしろー、逃げて―!と言いたかったわw

やはり西洋の話なので、キリスト教的な観念や聖書の中の話が出て来る。みんなから阿呆と呼ばれている天使か悪魔か分からない謎のカール少年がそのあたりを指し示す。マリーは姦淫の罪を見つけて怯える。ヴォイツェクがマリーのところに来ると、カインとアベルの話をする。・・・兄弟は各自の収穫物を神に捧げる。カインは収穫物を、アベルは肥えた羊の初子を捧げたが、ヤハウェはアベルの供物に目を留めカインの供物は無視した。嫉妬にかられたカインはその後、野原にアベルを誘い殺害する。・・・ 

その兄弟殺しの話のようにヴォイツェクはマリーを池に誘い出して殺してしまう。(舞台後方に池を作ってる!)真っ赤な血のような赤い月の下、愛しい・・・けれど自分を裏切ったマリーを、ナイフで何度も何度も刺して追い掛け回して刺し殺す残酷な場面なんだけれど、不思議に美しくて哀しくて涙が出て来る。(あれだけ動来回っても歌声が乱れないのが流石。)

劇中で歌われるヴォイツェクの歌は、幻聴が聞こえ精神不安定になっていて、半分何を言っているのか分からなくなっている彼の心の中を表現していて、言いようのない不安や怒りや焦りが爆発している。マリーが鼓手長と浮気していることを知り、鼓手長にボコボコに殴られ痛めつけられて完全に精神が崩壊してしまった時に歌うタンゴは、明るく清々しい感じもするんだけど、切なくて寂しい…から次の展開が怖い。なんだこの絶望感は。

殺害現場の池にナイフを探しに来てマリーを見つけ、自分が殺したことも分からなくなっているヴォイツェク。自分がさっきナイフで刺して死んだのを確認したじゃないの、何を泣いてんのよーーー!マリーを抱きしめて歌いながら泣いてんじゃないわよー!と思いながらも、こっちも貰い泣き。(笑)

ヴォイツェクも池に落ちるんだけど、死んだかどうかは分からない。。。 けれど、最後に登場人物達の一番後ろ、池のほとりにヴォイツェクとマリーのふたりが並んで立っているの姿は穢れや狂気が洗い流されたかのように清らかで美しかった。

残された一人になった坊やは誰が育てるのかな。独りぼっちになった坊やの話が何度も出てきたので気になる。

怖いのは、ヴォイツェクが悩まされた謎の声が、友達のアンドレースにも聞こえるようになっていたから、今度はアンドレースがヴォイツェクのように虐げられて壊されていくという暗示なんだな。アンドレースも、マリーのことばっかりで何を言ってるのか分からなくなってるヴォイツェクに、お前なんか嫌いだと感情を爆発させるけど、やっぱりヴォイツェクのことを見捨てられない善人。アンドレースに俺は何も悪くないと言い放つ権力に媚び部下をいたぶる下士官や大尉やドクトルは、ヴォイツェクの代わりをさっさと探し、鼓手長は次の女に手を出して飲んだくれる。悪人は何事もなく、善人が虐げられて、善人同士が殺しあったり酷い目にあうという、残酷でグロテスクな世界は変わらず続いていくんだなあ……。

ヴォイツェクが段々壊れていくのが目付きや手の小刻みな震えなど、台詞以外でもこちらが苦しくなるほど伝わってきて危なかった。殆ど瞬きしないで、どこを見て喋ってるのか分からない異様さ・・・。もう、緊張して目が離せなかった。2時間と10分があっという間でした。

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CMでは、ポスターの写真のようなボロボロでずぶ濡れのヴォイツェクが目玉をギョロギョロさせているのですが、観終わってから、池に落ちたヴォイツェクが、「僕とマリーの話を聞いて……」と、落ちた池の底から這い出てきたのかも……と思った。(怪談かw)

ACTのロビーには、真行寺君枝さんへ安倍総理夫妻からのお花がありました。真行寺君枝さんを初めて舞台で見たのですが、資生堂の「ゆれる、まなざし」http://www.youtube.com/watch?v=9wyKilY0VhI の方だったのね!(感動)

個人的にお得だったのは、大尉役の団 次朗さん!「帰ってきたウルトラマン」であるとともに、資生堂MG5http://www.youtube.com/watch?v=4fVk3dK89DU の男前の代名詞のような人なのだ!(おかしいな?何で知ってるんだナウなヤングなのにwww)

お疲れ様でした。素晴らしい作品を舞台をありがとうございました。観客参加できてよかったです。

大阪公演の最終日が大千秋楽だったので、カーテンコールの後に山本耕史さんから挨拶がありました。以下、うろ覚えですが・・・・・・

「今日で公演は最後なんですが、キャスト、スタッフに支えられてここまで来られました。 皆さんも僕らも考えさせられる作品だったと思います。 あるべき演劇の姿を白井さんに突き付けられた、そんな 俳優として貴重な時間でした。 またこういう作品を見せられるよう頑張りたいです。 」

演出の白井 晃さんも舞台に上がられ一礼。観客から労いと称賛の大きな拍手を受けていました。

舞台セットは、いくつものドアが並んでいて、そこから人が出入りしたりして、カーテンコールのあとヴォイツェクが去る時には真ん中のドアから彼方へと去るためにドアを閉めて終わる。

……だが、大阪公演の最終日、つまり大楽で何度かアンコールで登場した時、あえて、そのドアを開けたままにしていたのだ!これは・・・何を意味しているんだろう。

「対話のドアはいつでも開けている。」いや、外交問題じゃないんだからw 

「またお会いしましょう。」って意味かな。そ、そうだよね、そうそう、そうだよな!w

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絵本のような製本のパンフレット以外に、クリアファイル(2枚組)、マグカップ(クッキー入り)を購入しました。
(上の画像は少し青く調整しています。"地獄とは冷たいところだと思うのであります")

DVDは残念なことに発売されないそうです。WOWOWが協賛で入ってたから放送するのかなと思ってたのですが、しないようです。(TへT)

DVDが発売されようと舞台中継が放送されようと関係なく、舞台はやはり実際にその場にいて役者の息遣いというか気配を感じながら作品を楽しむものでありまして……だからこそ、他を節約しながらでもチケット買って何回も見たりしているのですよ。

♪一瞬は永遠だって、永遠は一瞬だって、言うけれど…信じられない。

あああああ~、確かに舞台上の一瞬の輝きを求めて観に行ってるんですけど、悲しいことに人間は忘れる生き物なのだ。頑張っても徐々に薄れゆく記憶。(こういう時は電脳化したいと思うw)でも、この作品を見て思ったこと考えたことは言葉に出来ない記憶の海の奥深いところに潜って息をひそめているんだろうなと思う。

またいつの日か会えたらいいな、ヴォイツェク。

2013年10月16日 (水)

UCC缶コーヒー「永遠の0」コレクション コンプした!

またしてもUCCさんがやってくれました。

このキャンペーン開始時に地元にいなくて出先であるにも拘らず近くのコンビニを回って全種類揃えました。宿の冷蔵庫には缶コーヒーでいっぱいにw ついでに小さい牛乳パックも買ってきたw コーヒー好きでよかったです。

 UCC (上島珈琲)HP http://www.ucc.co.jp/#__utma=1.788277459.1379564001.1381900868.1381900872.6&__utmb=1.5.9.1381902381630&__utmc=1&__utmx=-&__utmz=1.1381900868.5.4.utmcsr=google|utmccn=(organic)|utmcmd=organic|utmctr=(not%20provided)&__utmv=-&__utmk=52919080

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12月21日から映画が公開されるんですね。

 「永遠の0」 コレクション キャンペーンページ
http://www.ucc.jp/cpn/blackzero/#__utma=1.788277459.1379564001.1381807744.1381900868.5&__utmb=1.2.9.1381900871721&__utmc=1&__utmx=-&__utmz=1.1381900868.5.4.utmcsr=google|utmccn=(organic)|utmcmd=organic|utmctr=(not%20provided)&__utmv=-&__utmk=83893273

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実物はこんな感じ。なかなかイイ。

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先に全種コンプリートできた方がカッコいい画像をあげてくださっていますね。

フィギュアに同封されている「永遠の0」の名場面集が泣かせます。

UPするのはキャラにあわないような気がしたので止めた。(笑)

そのかわり(?)、自分のお気に入りのフィギュアと一緒にしてみた。

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土方歳三 新選組副長&零戦二一型 

・・・陸軍奉行並の土方さんがなぜって、細けぇことはいいんだよw 

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彗星三三型  白馬の土方さんが攻撃しているわけではありませんw

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編隊にしてみる。  土方さん最強w

日本に仇なす奴はゆるさーん!!!

2013年10月15日 (火)

≪臨時国会召集≫天皇陛下のお言葉・内閣総理大臣所信表明

いよいよ国会が始まったー!!

 第185臨時国会が15日、召集されました。会期は12月6日までの53日間。衆参両院のねじれを解消した7月の参院選後の国会ですね。

政府は今国会を「成長戦略実行国会」と位置づけ、産業競争力強化法案・国家安全保障会議(日本版NSC)法案・秘密保護法案・社会保障制度改革プログラム法案・国土強靭化基本法案など重要法案の成立を急ぐようです。

 衆参の本会議での安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党代表質問は16日から3日間。来週から予算委員会で論戦し、法案審議が本格化するのは11月から。

先週国会議事堂の見学に行ったところなので、テレビで見ていても普段より臨場感があるような気がしました。

 天皇陛下のお言葉全文 

15日の臨時国会開会式における天皇陛下のお言葉全文は次の通り。

 本日、第185回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。

ここに、国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

   時事ドットコム:(2013/10/15-13:15)http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101500400&g=pol

H25/10/15第185回国会(臨時会)開会式

天皇陛下のお言葉にこたえられる国会でありますように。

・・・・・・・・・・・・・

それにしても、NHKという自称・公共放送は国会召集の天皇陛下のお言葉を中継しないってどういうことなん?

それから、日頃は憲法を守れってわーわー言ってる共産党がこの場にいないって何を考えているんでしょうか。日本国憲法に基づいて国会議員になっている人間が、国会を召集できる存在である天皇陛下の御臨席の場に姿を現さないなんて。頭がおかしいというか、筋が通りませんね。

それと、陛下の到着をお出迎えせずに国会内にオープンしたての吉野家で牛重を食べてた国会議員がいたとしたら、お前ら全員牛になって吉野家の牛丼の具になってしまえ。国民の代表の資格なし。

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閣議前の安倍総理と麻生副総理(首相官邸FBより) 

天皇陛下がいらっしゃるのでモーニングですね。和やかないい雰囲気です。

H25/10/15 衆議院本会議【安倍総理臨時国会所信表明演説】

 平成25年10月15日 第百八十五回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説 |
          
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement2/20131015shoshin.html

一 はじめに

 まず冒頭、過去に経験したことのない豪雨や、台風、竜巻により、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々に対してお見舞いを申し上げます。高齢化や過疎に直面する被災地域も多く、そうした実態も踏まえながら、早期の復旧に向け全力で取り組んでまいります。

 この道しかない。

 「三本の矢」は、世の中の空気を一変させました。今年に入って、2四半期連続で、年率三%以上。主要先進国では最も高い成長となりました。昨年末〇・八三倍だった有効求人倍率は、八か月で〇・九五倍まで来ました。

131012_152101_2 景気回復の実感は、いまだ全国津々浦々まで届いてはいません。日本の隅々にまでこびりついた「デフレ」からの脱却は、いまだ道半ばです。
 この道を、迷わずに、進むしかありません。

 今や、世界が、日本の復活に注目しています。ロック・アーンでも、サンクトペテルブルクでも、ニューヨークでも、そしてバリでも、そのことを強く実感しました。

 日本は、「もう一度、力強く成長できる」。そして、「世界の中心で、再び活躍することができる」。そうした未来への「希望」が、確実に芽生えています。

 皆さん、共に、この道を、進んで行こうではありませんか。

二 復興の加速化

 強い経済を取り戻すことは、被災地にも大きな希望の光をもたらします。東日本大震災からの一日も早い復興に向けて、取組を更に加速してまいります。併せて、将来の大規模な災害に備え、強靭(きょうじん)な国づくりを進めてまいります。

 被災地では、今も二十九万人の方々が、避難生活を送っています。高台移転は、ほぼすべての計画が決定し、用地取得や造成工事の段階に移りました。今後、市町村毎(ごと)の「住まいの復興工程表」を着実に実行してまいります。

 福島の皆さんにも、一日も早く故郷(ふるさと)に戻っていただけるよう、除染やインフラ復旧を加速してまいります。

 私は、毎日官邸で、福島産のお米を食べています。折り紙つきのおいしさです。安全でおいしい福島の農水産物を、風評に惑わされることなく、消費者の皆さんに、実際に味わってほしいと願います。

 汚染水の問題でも、漁業者の方々が、「事実」と異なる「風評」に悩んでいる現実があります。しかし、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている。これが、「事実」です。

 抜本解決に向けたプログラムも策定し、すでに着手しています。今後とも、東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策を、全力でやり抜いてまいります。東京電力任せにすることなく、国が前面に立って、責任を果たしてまいります。

 福島出身の若いお母さんから、一通の手紙を頂きました。震災の年に生まれたお子さんへの愛情と、故郷(ふるさと)の福島に戻るかどうか苦悩する心の内を綴(つづ)った手紙は、こう結ばれていました。

 「・・・私達夫婦は今福島に帰ろうと考えています。あの土地に家族三人で住もうとしています。私達のように若い世代が暮らさないと、福島に未来はないと考えたからです。」

 福島の若い世代は、しっかりと福島の未来を見据えています。

 被災地の復興なくして、日本の再生なし。その未来への責任を、私は、総理大臣として果たしてまいります。

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