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2007年10月25日 (木)

『L5Y』横浜・千秋楽 続き

K-1の角田さんからお花が届いていました。

Photo_21

どういう繋がりか分かりませんが、ナビやJAMのゲストで対談してくれると嬉しいです。角田さんの話は熱いし面白いから。

愛内里奈さんが2階席にいましたよ。大阪公演も観に来てたので出演者との付き合いもあるけど、この作品が好きなのかなと思いました。

千秋楽の感想・・・と言うよりも作品全体の感想の続きです。

再演で、ジェイミーとキャシーのふたりをそれぞれにしっかり見ることが出来ました。初演での良さもあったと思うのだけど、消化不良になっていたところなどが改善されていたようです。

初演は床が奥が高いスロープになった部屋のセットでした。再演は、部屋のセットであるには違いないのですが、床中央はフラットでキャシー側が急なスロープ、ジェイミー側が段差と奥から手前への下りスロープになっています。

そこをふたりが場面毎に移動することによって、今ここは何処なのか何をしているのかが分かりやすくなりました。

初演では、二人の時間の方向が平面的に順行・逆行している感じだった(ラストでふたりがすれ違うみたいな。)けれど、今回は時間の流れ方がもっと立体的に見えました。2本の時間軸が昇りと降りのスパイラル状になっていて、絡み合っているように見えるんだけど、(結婚式の時以外)決して重なっていない・・・って感覚。

衣装を途中で着替えるのも、ふたりの時間の流れと状況を理解するのに効果がありました。作家として社会的地位があがっていくジェイミーと、以前は軽やかに自由に羽ばたこうとしていたキャシー。登場時のキャシーの衣装は落ち着いた大人っぽい色の服だけど、後半の衣装に比べるとやや重たい感じがするのは気持ちも重たくなってるからでしょうね。

この作品の大切なのは『時間』ですものね。

私はジェイミーとキャシーのどちらかにより多く感情移入をするという観方はしてなくて、ふたりの5年分のアルバムを最初からと終わりからとをパタパタとあれこれ想いながら見ているという感じでした。

それは、ジェイミーとキャシーのふたりのキャラがハッキリしていたから出来たのだと思うんですよ。それは演者の力が相当に高いものだったからだと思っています。

キャシー役の井手真理子さんは初舞台ながらも、素晴らしい歌でキャシーの悲しみや焦り、ときめきや幸せを表現してくれました。

やっぱり、冒頭でバシーッ!とキャシーの悲しみを伝えてくれないとこの物語は始まらないと思います。そういう意味で井手さんが『Still hurting』でキャシーの傷ついた心とまだジェイミーのことが好きなのを表現してくれて嬉しかったです。

『See I'm smilling』では歌詞が所々初演と変わっていたようです。着ている服を「この服派手でしょ。舞台衣装なの。」とキャシーが言ったらジェイミーが“そうなんだぁ”って感じで笑ったんでしょうね。

それを受けて・・・♪ありがとう。笑ってくれたわね。

う~ん・・・これは切なかったなあ。ちょっと笑顔を見せただけで“ありがとう”な夫婦関係って、どうなのよ。(T_T)まだ何とかやり直したいと思っているキャシーとの仲は破綻してると考えているジェイミーとの関係が見えますね。この場面、ちょうど、ジェイミーを挟んだ視線の先に居たので見てるこちらもも精神的に辛いw

だって最後は、♪愛してないのね、・・・もう。なんだもの(T_T)

『I'm a part of that』での自分はなりたくないといっていたはずの専業主婦状態にあるキャシーをキャシーにとって自虐ギャグすれすれの(専業主婦の象徴としての)箒を持ったダンスもコミカルにユーモアたっぷりに踊ってくれてました。(細かく見てると結構面白いw 井手さん最高!)

キャシーは時間を逆行して行くにしたがって、どんどん軽やかにキラキラしていくんですよね。それだけにその後にジェイミーの苦悩と憔悴っぷりを見て、そして冒頭のキャシーの悲しみにくれる姿を思い出して、こちらまで哀しくなってしまいます。

ジェイミーに対して (私は)あなただけ → (あなたは)自分だけ と見る位置が変わっていくところとか。(このあたりって上手く作ってますよね。)

ただここでキャシーだけの味方にならないのは(笑)、耕史さんが初演から格段に深くなったジェイミーを見せてくれたから。夢に向かって順調に階段を昇っていく自己中心的な男性なんだけれども、彼は彼なりにキャシーへの愛と明日への不安と苦悩を抱えていたんだなあと思えたからです。

さてさて若いこのふたり、愛し合っていたのか、恋し合っていたのか、無粋者のそれがしにはしかと分かりかねます。が、“男と女の間はままならぬもの”だなあと思いしみじみしましたよ。

ジェイミーに関して残念に思うのは、

『Nobody needs to know』 『Could never rescue you』に

♪この戦い 果てしなく

♪闘い 待ちわび 旅立つ

“たたかい”という言葉が出てくるんですよ。戦いはキャシーとの仲をどうにか元に戻そうと努力した・・・ということなのでしょうが、闘い(対立する)ってのはどうなの?と思いました。闘う心をいたわりと慈しみの心にして欲しかった。待つならもっとキャシーの近くで待って欲しかった。

話はドロドロしそうな内容なんだけど、ふたりが同じ時間に居ないこととミュージカルで曲が良いこともあって観た後に嫌~なものが残らない。それぞれを観ることで伝わる切なさや哀しさはありますが。うん、本当に良いもの観せていただきましたよ。

このふたりの5年後の物語を見たいような気もします。

キャシーには早く立ち直っていて欲しいものです。

関係ないのですが冒頭のキャシーが悲しんでいるシーンを見て思い出す曲・・・。シャンソンです。

『人生は過ぎ行く(LA VIE S’EN VA)』の最後の方。(訳者によって多少違います。これは美輪明宏さん)

時間は流れる 恐ろしい速さで

私を見捨てて 人生は過ぎ行く

指からこぼれる 最後のこの恋

すがって泣いても 残酷に去りゆく

この歌の登場人物はもっと年齢が上で話の内容も違いますが、何故か思い出すのです。

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